宮大工魅力

宮大工の魅力…専門技術を発揮できる職

宮大工とは、昔ながらの木組みの建築である神社仏閣や古い家屋などを専門的に扱う大工のことです。賑わう観光地の神社やお寺の建物は、一般の大工の方法では修繕も維持もできません。宮大工という特殊な技術と知識を兼ね備えた大工集団の手によって、その建物独特の木材・部品・意匠などが連綿と受け継がれてきていますし、さらに未来にその内容を託していかなくてはいけません。宮大工への道は徒弟制度で見習い期間が長く設けられています。資格を取るとしたら一般的な建築の資格を段階を追って取ることで信頼度を上げ、あとは目と体で覚え込んでいく実際の実務が最大の必要条件となります。宮大工を請け負う会社に就職しても一般の建築を扱うこともあります。学ぶことは膨大ですが意味の大きい仕事です。

現代、宮大工に求められる幅広さ

宮大工の見習い、あるいはベテラン大工になった後にも、吸収するべきことはたくさんあるといいます。神社仏閣を主に扱う場合が多いので、歴史の知識は必須です。一般の建築全般の知識、数学と物理、薬剤や塗装などの化学的知識、伝統的な漆や螺鈿など特殊な材料の扱い方。木や植物を扱うので植林産業と手を携えて発展する分野でもあります。繊細な材料を屋外で扱うため、天候や気象の専門知識も不可欠と言われます。宗教的な理解、心構え、作法への敬意なども日々忘れずに静かな精神を保つことが求められます。大工としての体づくりも必須です。このように物質面でも精神面でもアンテナを多岐に張り巡らせて、宮大工の仕事は成り立っています。後継者不足が危ぶまれる分野です、興味を持ってこの世界に飛びこまれる方は万全の体制で迎え入れられることでしょう。